つくし公園の高木
はなみずき(花水木)
4月から5月頃に十字型の花をつけ,秋は紅葉とともに,1cm弱の楕円形の赤い実が枝先に数個ずつ集まってつきます.つくし公園の花はすべて白ですが,赤とピンクの花を着けるものがあります.英語名は"dogwood"で,原産地は北米東部です.1912年に東京都(当時は東京市)が贈り,ポトマック河畔に植えられた桜の返礼として,米国から1915年に日本に寄贈されて国内に広まりました.ミズキ科のサンシュユ属(ヤマボウシ属)です.
こぶし(別名ヤマアララギ,コブシハジカミ)
ハクモクレンととともに,つくし公園に早春の到来を告げる花です.花弁は外花被片と内花被片(それぞれ3枚)の合計6枚で す.花言葉は「友情」や「友愛」,「愛らしさ」です. モクレン科のモクレン属で,九州から北海道まで分布する日本特産の植物です.
ハクモクレン(白木蓮;別名ハクレン,ハクレンゲ)
こぶしとともに,つくし公園に早春の到来を告げます.「高潔な心」という花言葉にふさわしく,華やかな純白の9枚の花弁が空に向かって咲きます.モクレン科のモクレン属で,原産地は中国とされていて,中国名は「玉兰」(別名「白玉兰」)です.
はなカイドウ (花海棠)
ソメイヨシノが満開になる頃に,枝を埋めるようにして咲くピンクの花が目に鮮やかです.単に「カイドウ」とも呼ばれます.その名は古来より美人の代名詞とされ, 酔って眠る楊貴妃を玄宗皇帝が この花に例えたと言われています.原産地は中国で,バラ科のリンゴ属です.
やえざくら(八重桜)
ソメイヨシノが散り始める頃から花を着け始めます.山桜と大島桜などを交配してつくられた園芸植物です.つくし公園には白とピンク色の2本の木があります.ソメイヨシノ等の花弁は5枚ですが,6枚以上の花弁をもつ桜が八重桜または牡丹桜(ボタンざくら)と呼ばれています.